一般公開シンポジウム開催のお知らせ

一般公開シンポジウム「気候変動影響研究と対策の最前線」

気候変動のメカニズム解明や、気候変動に関する国際連合枠組条約(UNFCCC)の第2条に書かれた「危険な人為的干渉とならない温室効果ガスの濃度水準」がどのくらいであるのか、さらには気候変動によってどのような影響が生じるかに関する研究が鋭意進められていますが、人類はそうした気候変動に対して常に無策であるわけではなく、気候変動が生じても持続可能な開発が担保されるような対策、いわゆる適応策の効果についても研究が進められています。

緩和策と適応策の効果性や効率性を評価するための判断材料の一つとして、費用効果分析あるいは費用便益分析が必要です。緩和策、適応策に伴う便益には、例えば、防災整備などによるwell beingの向上や安心感の獲得など、従来の経済的指標では扱いきれない便益もあります。

2015年に開始された本テーマでは、被害額や投資額といった従来の経済的指標に加えて、主観的幸福度や生計資本といった指標なども勘案して多面的に評価し、緩和策と適応策の効率的で効果的な実施策に関する知見を提供してきました。IPCC第49回総会が2019年5月に京都で開催される機会をとらえ、今IPCCでどのような議論がなされているかを、ハンス・ポートナーIPCC第2作業部会(WG II)共同議長に紹介していただき、最終年度を迎える本プロジェクトのこれまでの知見がどのように貢献できるかを、市民の皆様を交えて議論をする一般公開シンポジウムを開催いたします。

日時:2019年5月8日(水) 15:00~17:00 (開場:14:30)

場所:京都市国際交流会館イベントホール (京都市左京区粟田口鳥居町2-1)

アクセスマップ (地下鉄東西線蹴上駅 徒歩約6分)

参加費・お申込

無料・定員(150名)になり次第締め切ることもあります。
(要 事前登録: お申し込みは、登録ページ、あるいは申込用紙をダウンロードし、FAX(03-5452-6383)にて、お願いいたします。)

プログラム

15:00~15:05 【 挨拶・趣旨説明 】
沖 大幹 (国連大学/東京大学 教授)

基調講演

15:05~15:35 「(TBD)」
ハンス・ポートナー (アルフレート・ヴェーゲナー研究所 教授/IPCC第2作業部会共同議長)

講演

15:35~15:45 「世界全体では気候変動対策にいくらかかるのか?」
平林 由希子 (芝浦工業大学 教授)

15:45~15:55 「気候変動対策と自然保護は両立するか?」
松田 裕之 (横浜国立大学 教授)

15:55~16:05 「暑くなる地球と都市、どう適応するか?」
神田 学 (東京工業大学 教授)

16:05~16:15 「世界の温室効果ガス、どこまで減らせばよいのか?」
肱岡 靖明 (国立環境研究所 副センター長)

16:15~16:25 「温室効果ガスの排出削減と温暖化の被害軽減のバランスは?」
沖 大幹 (国連大学/東京大学 教授)

16:25~16:30 休憩

16:30~17:00 【パネルディスカッション 】
(モデレーター:横浜国立大学 教授 松田 裕之)

17:00 【閉会】

※ 同時通訳があります。

主催:環境省 環境研究総合推進費 戦略研究プロジェクト S-14

シンポジウム事務局:東京大学 生産技術研究所 木口、武内、横山、塚田
〒153-8505 目黒区駒場4-6-1
Tel:03-5452-6382、Fax:03-5452-6383
E-mail:S-14_Symposium2019@hydro.iis.u-tokyo.ac.jp